矯正案内
矯正治療について知ろう!
近年、食生活の変化などにより現代人の顎の骨が小さくなってきているといわれています。
それに伴い、歯並びが悪い人も増えてきています。
歯並びが悪いと
- 虫歯、歯周病になりやすい(凹凸などで磨きにくい)
- 歯を打ったり、粘膜が傷つきやすい
- 顎の関節の障害(顎関節に負担がかかりやすい)
- 胃腸障害を起こしやすい(食物を粉砕しにくい)
- 発音の障害(舌や口唇の運動の妨げになりやすい)
- 顎のゆがみの発生(顎のバランスを崩しやすい)
- 心理的コンプレックス(見た目を気にして)
などの悪い影響があります。
矯正歯科治療はかみ合わせや成長発育を管理することにより、最もよいと考えられる歯並びとかみ合わせの機能の回復をはかり、身体全体が健康ですてきな笑顔をつくり上げるための歯科医療なのです。
ゆっくりとよくかんで食べることは、消化吸収の要。かむことで食べものの消化がよくなるばかりか、だ液も多く出て消化をいっそう助け、栄養の吸収をよくします。
消化と吸収の促進
運動をすれば骨や筋肉が発育するように、かむことであごの骨や顔の筋肉の発育が促されます。かまないであごが小さくなると、歯並びが悪くなり、よくかめなく健康上さまざまな問題が起きてきます。
あごの骨や顔の筋肉の発育
老人性痴呆症は、歯のない人、かめない人に多いともいわれています。よくかむことは、脳に血液を循環させ、脳の健やかな発達を促し、脳細胞の健康を守ります。
血液の循環で脳細胞の健康に
かむことによって歯ぐきや口の粘膜はマッサージを受け、リンパ液や血液の流れが促進されて、だ液の分泌もよくなり、口の中を清潔にします。また、だ液ホルモンのパロチンは、骨や歯を丈夫にしてくれます。よくかむことは、歯の健康ばかりでなく、体全体の健康にも大切なことです。
だ液の分泌が口の中を清潔に
よくかむことは、あごや顔の筋肉を発達させ、豊かな表情をつくります。また、全体や口元の筋肉も引き締り、いきいきした印象を与えます。
いきいきとした豊かな表情を作る
よくかむと、食事をより楽しむことができて、気持ちが安らぎ、ストレス解消になります。また、人には、食べたいという欲求と同様にかむことに対する欲求があります。よくかむことでかみたい欲求が満たされ、ストレスを解消させ、同時に「ここ一発」で力を発揮する集中力が養われます。